本を読むメリットとデメリットは？効果を高める読書のコツ・テクニック5選について

昔から本を読むことはいいことであると言われてきましたが、具体的に何がどういいのか理解している方は少ないのではないでしょうか。

今回の記事では本を読む大切さと、逆にどういったデメリットが想定されるのかについて詳しく解説します。最後まで読むことで本を読むメリットを理解できるでしょう。

本を読むメリットとデメリット

メリット	知識が得られる 文章力が身に付く 読解力が向上する 想像力が向上する 感動や楽しめる趣味となる
デメリット	お金がかかる 時間がかかる 紙の本は保管スペースが必要 複数の本を読むと矛盾から軸がブレる 眠くなる可能性がある

本を読むメリットとデメリットを上記にまとめました。

ざっくりまとめると、本を読むメリットは新しい知識やスキルを獲得できること。逆にデメリットは、本を読むためにお金や時間などのコストが発生することが挙げられます。

本を読むメリット

読書することには様々なメリットがあり、結果的に人生の質を高めることにも繋がります。

ここでは本を読むメリットを詳しく解説していきます。

①知識が得られる

本を読むメリットとして代表的なのは、知識が得られること。本を読んだ多くの方が実感するのが、このメリットでしょう。

たとえば、ビジネス本を読めば仕事で役立つスキルが学べます。実用書であれば、それぞれ専門的な知識が得られるでしょう。

②文章力が身に付く

本を読むメリットとして、文章力を身に付けられることも挙げられます。本を読んでいくうちに様々な文章の言い回し・表現、正しい日本語の使い方を学べて、少しずつ文章力を高められます。

特に勉強が必要な子どもや文章を書く仕事をしている方にとって有益なメリットでしょう。

③読解力が向上する

本を読むことで文章を読み理解できる能力「読解力」が鍛えられます。文章を読むことくらいできるよ、と思われるかもしれませんが、意外とちゃんと読んで内容を理解できる人は少ないです。

たとえば、論文など文章がずらりと書いてある文章を読むとき、文字は読めるけど内容を理解できないことが多いですよね。

④想像力が向上する

本を読むことで、想像力も向上しやすいです。想像力を鍛えると相手の心情を察してうまく立ち回れるようになり、良好な人間関係を築きやすくなったりします。

他にもマンガやアニメなど、自分でストーリーを考えるときにも役立ちます。特に小説など先の展開を予想する本をたくさん読むと、想像力を鍛えやすいでしょう。

⑤感動や楽しめる趣味となる

本を読むことで得られるのは、知識だけではありません。名言やストーリーに感動したりワクワクできるのも、ひとつのメリットです。

小説やマンガ、ノンフィクション作品などストーリーがある本が該当しやすいです。キャラクターたちの喜びや葛藤に共感する読者も多いはず。

本を読むデメリット

本を読むメリットは多いですが、反対にデメリットに該当することも少なからずあります。

ここでは本を読むデメリットとして想定されるものを解説します。

①お金がかかる

本を読む一番のデメリットが、お金がかかることでしょう。

当然ですが、本を買うのにはお金が必要です。値段は本によって異なりますが、新刊であれば少なくとも1,000円前後はかかるでしょう。

とはいえ、お金がかかるといってもそこまで高くはなりにくいです。他の趣味と比較したらかなり安く済みます。

②時間がかかる

次に想定される本を読むデメリットは、本を読み終わるまで時間がかかることです。本を読み進める速度は人によって様々。遅い人もいれば早い人もいます。ただ平均的な速度であれば、しっかり本を読むのに少なくとも数時間は必要でしょう。

本を読む速度はテクニックによって改善できます。本の読み方を改良すれば、読み終わるまでの時間も短縮できることでしょう。

③紙の本は保管スペースが必要

意外と見落としがちなのが、紙の本を保管する場所の確保。紙の本をたくさん読めば読むほど、保管する本棚が必要となってきます。

本棚は部屋のスペースをかなり消耗するもの。収納する本の数が多いほど部屋を圧迫してしまいます。

紙の本をたくさん読む方は、読み終わった本を都度片付ける習慣や電子書籍を利用するなどを検討しましょう。

④複数の本を読むと矛盾から軸がブレる

本を読むことで様々な知識が得られるのはメリットですが、複数の本を読むことで知識の矛盾が生じるリスクも抱えています。

本は基本的に専門家など知識を有している人物が執筆し、出版社・編集を通して販売されます。そのため、書かれている情報には一定の信頼性がありますが、見解は人や発行年度によって異なります。同じジャンルの本同士でも、主張が全然異なるケースは珍しくありません。

複数の本の矛盾から自分の知識の軸がブレてしまい、混乱してしまうデメリットも考えられます。

本の内容をすべて鵜呑みにするのではなく、自分の中の軸は何かを考えることが大切です。

⑤眠くなる可能性がある

本を読むことには、それなりの集中力が必要。そのため、読んでいくうちに頭が疲れて眠くなってしまう方も多いはずです。中には眠くなってしまうので本を読むのが億劫になってしまう方もいることでしょう。

本を読んで眠くなることを防ぐには、明るいに昼間の時間に読む習慣を設定するのがおすすめ。他にも眠くなったら適度に休憩するなどのテクニックも有効です。

効果を高める読書のコツ・テクニック5選について

本はただ読めばいいというものではありません。適当に本を読んでいたら、読み終わるまで時間がかかる他、せっかくの知識も頭に入りにくくなります。

ここでは読書をより有意義なものにするためのテクニックを解説していきます。

①目次を熟読し本の内容を読む前にイメージする

本の冒頭には、章とページ数がまとめられた目次が設けられています。読まずにスルーされがちな目次ですが、実は非常に有益な情報源だったりします。

目次の章タイトルにはその部分の内容が簡潔にまとめられていることが多く、何を解説しているか把握しやすいです。言ってしまえば目次を熟読することで、その本に自分が求めている情報が含まれているかを確認できます。

本を読み進める前に目次を熟読しその本がどのような内容かイメージすると、本の理解度も格段に向上することでしょう。

②本を読む時間帯を決めておく

なかなか本を継続して読み進められない、という方には本を読む時間帯を決めておくことをおすすめします。毎日この時間帯に本を手に取ると決めておけば、読書を習慣化させやすいです。

おすすめは明るい朝、もしくは昼の時間帯。夜だと頭が疲れていて眠くなりやすいです。

日中の明るい時間帯に本を読む習慣にしておくと、寝落ちしにくくなります。

③読書をしながらアウトプット・メモをする

多くの方にとって本を読む目的は、なにか知識を得ることなはず。しかし、ただ本を読むだけでは頭に知識が定着せずそのまま忘れてしまいます。

せっかく学んだ知識を有効活用するためには、アウトプットという工程をとることが重要。アウトプットとは、学んだ知識や経験を誰かに伝えたり文字の書き出しなどで出力すること。

本の場合は読みながら、メモを取る方法が最もシンプルなアウトプットになります。本の状態にこだわりがない方は、本のページに直接書き込んでしまうのもアリです。

もう一度その本を読んだとき、アウトプットしたメモを見直せるのでより頭に残りやすくなります。

④分からないところは調べて解決する

本を読んでいると、難しい専門用語や分かりにくい内容と出会うことも少なくありません。そうしたとき、やってはいけないのが知ったかぶりをすること。理解していないのに分かったふりをするのは得策ではなく、本の理解度も低くなってしまいます。

本を読んでいて分からないことがあったら、検索したり誰かに聞くなどして解決することをおすすめします。

⑤電子書籍を利用してスキマ時間に読む

紙の本にこだわりがない方には、電子書籍の活用もおすすめします。電子書籍とは、スマホやタブレットで読める本のこと。

普段持ち運びしているスマホで本が読めるので、通勤時間や休憩中などちょっとしたスキマ時間に読書がしやすくなります。

また、電子書籍は紙の本のように保存スペースを必要としないため、本棚を用意する必要がないのも大きなメリットです。

本の買い方・通販おすすめサイトについて

代表的な本の買い方は上記の通り。

実物を見ながら本を選びたい方には書店でも購入をおすすめしますが、そうでない方にはAmazonや楽天市場などの通販サービスを推奨します。書店に足を運ぶ手間がなく、ポイントなども付与されるのでお得に本を購入できます。

一方、本をたくさん読みたいという方には月額制のサブスクサービスがピッタリです。だいたい新刊1冊分くらいの月額費用で多くのラインナップを読むことができます。

本を読む暇もないくらい忙しいという方には、オーディオブックがおすすめ。通勤時間やジョギング中などでも本の内容を耳で聴けるのでタイパが非常に良いです。

各カテゴリーでおすすめな本について

カテゴリーごとにおすすめな本を下記にまとめました。それぞれのカテゴリーにおいて特におすすめできる良本を厳選しています。

気になるジャンルがあれば、それぞれの記事からおすすめ本を探してみてください。

まとめ

本を読むことには数多くのメリットがあり、正しく読む習慣を身に付ければ人生をより豊かなものにしてくれます。

ただ、メリットと同時に多少のデメリットも理解しておく必要があります。惰性で読んでいるだけでは、メリットよりデメリットの方が上回ってしまう可能性も高いです。

今回紹介したテクニックを上手に活用し読書を良いものにしてみてください。