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ChatGPT(チャットGPT)とは?日本語による公式サイトの使い方や始め方・できることを完全解説!

ChatGPT(チャットGPT)とは、近年新たに開発された文章生成AIのひとつ。生成文章のクオリティが高いことから公開されて以降、多くのビジネスなどで活用されています。

しかし、ChatGPT(チャットGPT)は万能のツールという訳ではありません。適切な使い方ができなければ、思わぬトラブルを引き起こすことも。

今回はChatGPT(チャットGPT)に関する、使い方や利用方法を解説します。

目次

Chat GPT(チャットGPT)とは?日本語対応しているの?

出典:Chat GPT

Chat GPT(チャットGPT)とは、特定のプロンプト(指示文章)の内容に従い文章を生成してくれるAIです。アメリカの会社OpenAIによって開発されたAIとなり、文章生成に特化しています。

操作性も非常に簡易的で質問やお願いを文章でChat GPT(チャットGPT)に伝えるだけです。メールやLineでやり取りする感覚と、そう大きく変わりません。

その性能の高さから、公開して瞬く間に利用者数が急増。AI生成ツールの代名詞といえるくらいの知名度と実績を獲得しました。

カナ

提供初期こそ英語文のみの対応でしたが、現在では日本語に対応しています。

Chat GPTの仕組みについて

ChatGPT(チャットGPT)は、複数のアルゴリズム・学習モデル、技術を利用することで高度な文章生成を行っています。

Chat GPTのアルゴリズム・AI
  • RLHF
    Reinforcement Learning from Human Feedbackの略称。人間からのフィードバックを与えることで、学習モデルをより強化する方法。
  • PPO
    Proximal Policy Optimizationの略称。OpenAIがデフォルトにしている強化学習アルゴリズム。
  • GPT
    Generative Pre-trained Transformerの略称。自然言語処理モデル。
  • SFT
    Supervised Fine Tuningの略称。GPTに人間の文章、会話データなどを組み込み調整する。教師あり学習モデルとも呼ばれる。
  • RM
    Reward Modelの略称。人間の代わりに文章の良し悪しを判断し評価するモデル。

これら複数のアルゴリズム・AIを組み合わせることで、高クオリティなAI処理を実現させています。

特に重要なのが、GPT。OpenAIによって開発提供されている言語学習モデルであるGPTは、あらかじめデータを学ばせておくことで多彩な文章を出力できるようになります。

GPTに学ばせるデータが多ければ多いほど、言語処理能力の性能は向上し、より実用的な文章が出力されやすくなります。

これまでGPTは度々、バージョンアップが繰り返されてきました。ChatGPT(チャットGPT)には、提供初期にVer3.5が、アップグレード後にVer4.0が使用されています。

ChatGPTはブラウザのみで利用可能!インストールなどは不要

ChatGPT(チャットGPT)は、ブラウザ版サイトでのみ公開されています。あくまでも、ウェブサイトであるためソフトウェアのようにパソコン上の機能をインストールするなどの設定も不要です。

アカウントを作成しログインするだけで、すぐに利用開始できるところもChatGPT(チャットGPT)が優れているところといえます。

Chat GPT(チャットGPT)の料金・値段について

2024年2月時点、Chat GPT(チャットGPT)の基本的な機能は無料で利用できます。

生産性をより高められる有料課金プランも用意されているため、自分のニーズに合ったプランを選びましょう。

ChatGPT(無料版)について

前述の通り、Chat GPT(チャットGPT)の利用は無料です。使用料だけでなく、月額料金なども発生せず、使用・回数に制限もありません。

ただし、無料版Chat GPTで使えるのはVer3.5のみ。Ver3.5よりも文章クオリティが高いVer4.0は有料プランから利用できる仕様です。

ChatGPT Plus(有料版)について

有料版追加機能
  • Chat GPT Ver4.0が選択可能になる
  • Ver4.0で画像読み込みが可能になる
  • 優先アクセス権の獲得
  • サポート体制が充実する
  • Code Inter Preterが利用可能(2023年7月頃追加)
  • Custom instructionsが利用可能(2023年7月頃追加)

月額20$で加入できる有料プランでは、主に上記のメリットが得られます。特に注目すべきなのが、無料版では利用できなかったVer4.0が選択可能となるところ。

次世代の言語処理モデルを先行して利用できるようになるため、より活用の幅が広がります。

また、Chat GPTはその利便性から世界中で多くのユーザーたちが利用しています。そのため、混雑時はサーバーがダウンすることを防ぐためにアクセス制限がかけられることも。

有料プランに加入していれば、混雑時でも優先的にChat GPTが利用できるようになります。

ただし、有料プランの支払いは2024年2月時点でクレジットカード決済のみとなっている点にはご注意ください。

ChatGPT Teamプラン

ChatGPT Teamプラン
  • GPT-4・DALL·E、ブラウジングの他、データ分析ツールなどへのアクセスが可能になる
  • チーム用のワークスペースが開放
  • チーム管理用のツールが利用可能になる

参考:ChatGPT Team

2024年1月頃に新たに追加された料金プランが、ChatGPT Teamプランです。料金設定は月額30ドル/1名(年払いは25ドル)。

契約人数が2人以上からという縛りがあるものの、利用できる機能が通常の有料版よりも充実しています。

カナ

複数人で本格的にChatGPTを運用したい人たち向けのプランです。

ChatGPT Enterprise

ChatGPT Enterpriseプラン
  • GPT-4・DALL·E・ブラウジング・などへの無制限高速アクセス
  • 安全性が高いセキュリティが整っており、入力情報も学習に使用されない
  • 従業員が使える専用の管理コンソールが開放
  • OpenAI APIの無料利用

参考:ChatGPT Enterprise

ChatGPT Plus・Teamよりも上のプランが、Enterprise。主に企業・法人を対象とした料金プランで2023年8月頃に導入されました。

極端な言い方をすると、他のプランよりも機能・安全性が充実している最上位の料金プランです。

特にGPT-4の利用に制限がかからない点は大きな強みといえます。

カナ

具体的な料金は、要問合せとなっています

ChatGPT APIについて

APIとは

Application Programming Interfaceの略称。別々のアプリケーションやプログラムなどをつなげる役割を担っており、提供側の一部機能を利用できるようになります。

Chat GPTには、APIと呼ばれるプログラムの共有技術が提供されています。APIでChat GPTと連携することで、以下のような機能を実現させやすくなります。

  • AIチャットボット
  • 文書生成
  • 文章の校正・修正など

従来のAIツールが公開しているAPIは利用料金が高めに設定されていました。一方、Chat GPT APIはその中でも比較的安価。高機能であるにも関わらず、1000トークン(単語)あたり0.002ドルで利用できたため話題になりました。

ただし、Chat GPT APIにも注意点があります。ひとつは過去に行った投稿・応答もAPIに含まれる点。高性能なやり取りを実現するためには、過去Chat GPTとやり取りした履歴もAPIに含める必要があります。

このやり取りにて発生したトークンも課金対象であるトークン消費に含まれてしまうため、やり取りが長期的になるほど利用料金も高くなってしまいます。

加えて、日本語はトークン消費が激しい言語です。英語は1単語を1トークンとして扱われますが、日本語の場合はひらがな1文字で1消費扱いです。さらに漢字だと3トークンほどの消費となります。

そのため、長い文字列を入力するとき日本語だとトークンを大量に消費してしまいかねません。

これらの要因が積もり重なることで、利用料金が高額となってしまう可能性が十分考えられます。

Chat GPT APIを利用するときは、過去のやり取り制限、利用上限の設定などの工夫が必須といえます。

2023年7月6日、OpenAI社がChatGPT AIにおいてGPT4.0APIが一般公開すると発表しました。いままでは、GPT4.0APIを利用するためには、ウェイトリストに登録して招待メールが届くまで待機しなければなりませんでした。

それが今回の発表で誰でも利用できるようになり活用の幅が広がりました。

GPT-4 Turbo

2023年11月頃に発表されたのが、GPT-4 Turbo。GPT-4よりも入力できる文字数が増加し回答精度も高くなったモデルです。GPT-4の上位版ともいえます。

GPT-4 TurboはAPIで利用可能。利用するごとに料金が発生する従量課金制です。しかし、GPT-4 Turboの料金価格はかなり安く抑えられており、入力で0.01円 / 1,000 トークン、出力で0.03 円/ 1,000 トークンで利用できます。

カナ

場合によっては、通常の有料版よりもコストを抑えられる可能性があります。

Chat GPT(チャットGPT)を使ってできること一覧・質問の仕方・活用法

できること一覧質問参考例 (質問の仕方)
依頼文作成ライターの○○さんにインスタグラムの記事を
依頼するEメールを作成して欲しい
文章の翻訳上記の文章を日本語に翻訳してほしい
記事タイトルの考案下記の見出し構成に見合う記事タイトルを5つ提案して
SEO対策「○○」というキーワードを対象とした
SEO記事の見出し構成を提案して
画像の分析この写真に写っている物は何?(Ver4.0から可能)
文章校正提示する文章の誤った箇所を修正して
プログラミングコードの生成○○で必要なプログラミングのコードを生成して
文章の要約下記の文章を100文字に要約して
画像生成画像生成AI「DALL-E 3」を利用した画像出力が可能となりました

ChatGPT(チャットGPT)の基本機能は、プロンプトを入力することで、その内容に基づいた文章を作成してくれることです。作成出来る文章の種類は多岐にわたり、様々な形で多くのビジネスをサポートしています

注意したいのが、ChatGPT(チャットGPT)で出力される文章の品質は入力するプロンプト(命令文)によって大きく左右されます。

簡易的な文章生成ならば、○○して~でも十分な結果が得られますが、高度で複雑な結果を求めるときはAIが理解しやすいプロンプトを意識しなければなりません。

プロンプト例

○に関する文章を生成して、ただし、以下の条件を守ること

条件

  • 文字数100文字以内にすること
  • 女性向けの文章を心掛けること
  • 「△△」という単語は避けること

上記のようにプロンプトに条件や補足事項を付け加えることで、より高品質な文章の生成が可能となります。

また、ChatGPT(チャットGPT)の課題として誤った情報や結果が文章に紛れ込む恐れがあります。そのため、医療や金融など情報の正確性が強く求められる分野には不向き。

カナ

文章生成後も人間目線の校正過程を加えることが必要です。

DALL-E 3

2023年10月頃。ChatGPTに画像生成AIであるDALL-E 3が導入。これによりテキスト入力で画像が生成できるようになりました。ただし、利用するにはGPT-4である必要があります。

DALL-E 3で生成された画像の商用利用はグレーであるため推奨されていません。

Advanced Data Analysis(旧Code Inter Preter)

2023年7月頃に追加された機能がCode Inter Preter(コード・インタープリター)。

ChatGPT上においてPythonプログラムコードを実行できるようになりました。2023年10月に名称がAdvanced Data Analysisに変更となっています。

Python(パイソン)とは

プログラム言語のひとつ。シンプル&短いコードで実行でき汎用性も高いためWEebアプリ開発など様々な分野で活用されています。

  • 簡易的な画像加工
  • 簡易的な動画編集
  • Excelデータをグラフ化
  • パワーポイントスライド作成
  • データ分析など

上記は、Code Inter Preter(コード・インタープリター)によって実行できるようになったことの一部。この他にも、活用の余地は幅広く存在しておりChatGPTの利便性がさらに向上しました。

Custom instructions(カスタム インストラクション)

Custom instructions(カスタム インストラクション)は、ChatGPT Pro(有料版)に追加された機能。事前にChatGPTに配慮してもらいたい情報を学習させておくことで、以降のプロンプト(指示文)入力が省略できる機能です。

事前学習例
  • 出力する言語
  • どういった立場で文章を出力するか
  • 注意すべきポイント

大幅に利便性が高まるというほどではありませんが、便利な機能であることは間違いありません。ChatGPTに課金するのであれば積極的に活用したい機能といえます。

プラグイン

ChatGPTにおけるプラグインは、拡張機能を追加できるものです。スマホでいうアプリをイメージしてくれればOKです。

プラグインを活用することで、ChatGPTの活用幅が大きく広がります。

人気なプラグインとして、サイトのSEO分析をしてくれるものやChatGPTの弱点だったネットの最新情報を取得できるプラグインなんかもあります。

カナ

プラグインを利用するには有料プランへの加入が必要です。

GPTs

GPTsとは、2023年11月頃にアップデートで追加されたChatGPTの機能です。

その内容は自分のニーズに合わせたChatGPTをノーコードで作成できるようになったというもの。より分かりやすく言うなら、自分なりにカスタマイズしたオリジナルChatGPTを専門知識なしで作れる機能です。

具体的な例としてYouTubeの台本作成に特化したもの、論文を検索し回答を生成するものなどが挙げられます。他にも、ニーズにあったGPTsを探してくれるGPTsもあります。

作成したGPTsは自分で使うのはもちろん、他者と共有したりGPTsで収益化させることも可能です。

カナ

利用にはChatGPT Plusへの課金が必要です。

GPT Store

GPT Storeは、2024年1月に公開されたGPTsを用いた収益化機能です。自身が公開したGPTsの利用ユーザー数に応じて報酬が支払われる仕組みとなっています。

生成AIでお金を稼ぎたい方にとっては、待望の機能といえるでしょう。

ただし、GPT StoreもChatGPTの有料プランに加入しなければ利用できません。

Chat GPT(チャットGPT)の始め方・ログイン方法について

ChatGPT(チャットGPT)の始め方はいたって簡単。アカウントを作成し、サイトにログインできれば使い始められます。

ここでは、実際の画面を参考にしながら利用手順を紹介します。

まずはChatGPT(チャットGPT)トップページから「TryChatGPT」を選択します。

Login(ログイン)既存アカウントもしくはGoogle・Microsoftアカウントでログイン
Sign UP(新規登録)OPEN AIアカウントを作成していない方はこちら

既にChatGPT(チャットGPT)における既存アカウントをお持ちの方、Google・Microsoftアカウントをお持ちの方は、Login(ログイン)からサイトにアクセスすることが可能です。

一方、まだ登録されていない方は「Sign UP」を選択してください。

ChatGPT(チャットGPT)のアカウントを持っていない場合、登録に利用するメールアドレスを入力し「Continue」を選びます。

Google・Microsoftアカウントを持っているのであれば、このタイミングで選択すればログイン可能です。

今回は、アカウントを持っていないという前提で解説を進めていきます。

ChatGPT(チャットGPT)に登録する「有効なEメールアドレス」と「パスワード」を設定します。設定完了したらContinueをクリックしましょう。

上記手順を完了すると「メールアドレスに認証アドレスを送りました」というニュアンスの文章が表示されます。一旦、登録したメールアドレスの受信箱をチェックしましょう。

メールアドレスに届いている認証メールを開くと、「Verify email address」というタイトルのメールが届きます。緑色のボタンを選択しましょう。

メールが確認された旨が表示されたら、サインアップを開始したページに戻り、ページ情報を更新させましょう。

First name名前のこと。日本語入力でOK
参考例) 太郎
Last name苗字のこと。日本語入力でOK
参考例)田中
Birthday月/日/年

誕生日は「カレンダーアイコン」で選択すると、簡単に入力できます。

電話番号認証画面に移動します。先頭の0を抜いた電話番号を記入し、Sendcodeをクリックします。

入力した電話番号宛てにSMSで6桁の認証コードが送信されるので、コピペして貼り付けます。

上記が実際にChat GPT(チャットGPT)登録時に届いた認証コードのSMSです。

SMSとは、ショートメッセージサービスのこと。電話番号に対して、短いテキストや認証コードなどを送信できます。

場合によっては、上記のような確認事項が表示されます。Google翻訳などで内容を確認し問題なければNextを選択します。

こちらも利用規約などの簡易的な説明となります。表示されたら内容確認後、Doneを選択しましょう。

上記手順をすべて完了させると、Chat GPT(チャットGPT)のホーム画面が表示されます。

Newchatをクリックすると、早速利用できます。どんどん文章を作成させましょう。

Chat GPT(チャットGPT)の使い方

Chat GPT(チャットGPT)は、プロンプト(指示文章)を入力することで、その内容に見合った文章を出力してくれます。

応用範囲が広大な点もChat GPT(チャットGPT)の強み。

基本的には文章生成に特化したAIですが、プロンプトにひと工夫加えることで、プログラミングコードなどもChat GPT(チャットGPT)で生成させられます。

Chat GPT(チャットGPT)の弱点

Chat GPT(チャットGPT)は非常に優秀なAIですが、弱点も存在します。

ひとつは誤った情報で文章を生成することがある点。Chat GPT(チャットGPT)は時々、間違った情報を基に文章を出力してしまうことがあります。

誤情報をまるで正しい情報のように扱うため、何も知らない人が目にすると誤解が生じてしまいます。特に医療健康分野など情報の正誤が大きな危険を招く恐れがある場合は、慎重に使用する必要があります。

必ず人間側が情報の正誤を確認しましょう。

Ver4.0では比較的マシになったと言われていますが、完全にゼロになったわけではありません。依然として情報の真偽を人間が確認する必要があります。

最新情報には対応していない

Chat GPT(チャットGPT)が抱える2つ目の弱点は、最新情報に対応していないことです。Chat GPT(チャットGPT)の学習データは2021年9月までのものです。

以降に起きた出来事や変化の情報まで網羅していません。

そのためChat GPT(チャットGPT)に最新情報を出力させようとすると、過去の情報で予想した情報を基に文章が出力されてしまいます。

最新情報に対応していない点については、Ver4.0も同様です。

2023年8月追記

ChatGPTは2023年5月頃にネット上の情報を収集するブラウジング機能をテスト導入しました。これにより、最新情報を出力できないという弱点を克服できたかと思われました。

しかし、読み込みが重く動作が遅いという欠点があり現実的には使いにくい状態です。

また、OpenAI社は2023年7月4日にブラウジング機能の一時停止を発表しました。意図せぬ不具合が生じたためと発表しています。

Chat GPT(チャットGPT)のバージョンについて

Ver3.5Ver4.0
文章の品質簡易的な文章なら問題なく生成できる程度Ver3.5よりも分かりやすい文章が生成できる
情報の正確性誤った情報で文章を生成することがあるVer3.5よりは、誤った情報が含まれにくくなっている
文章の表現性過激な文章が生成される恐れがあったVer3.5よりは、過激な文章は出力されにくくなった
画像読み込み不可可能
制限なし有料版でのみ利用可能
3時間に50~メッセージまで

無料プランのChat GPT(チャットGPT)では、Ver3.5しか利用できません。とはいえ、Ver3.5にも膨大な学習データが使用されており、その性能は優秀。多少、使い勝手が悪い点もありますが基本的な文章生成であれば、問題ないです。

一方、有料プランから利用できるVer4.0は、より新しい自然言語処理モデルが搭載されたバージョンです。

Ver3.5よりも正確で適切な文章生成が可能。画像情報を読み込むことも可能となっており、より利用できる幅が広がっています。

ただし、Chat GPT(チャットGPT)Ver4.0は有料版であっても利用制限があります。2024年2月時点では3時間に50~メッセージまでとされています。(制限の幅は地域やアカウントなどによって異なる様子)

Chat GPT(チャットGPT)Ver4.0の精度劣化問題

Chat GPT(チャットGPT)Ver4.0は非常に優秀なAIツールですが、その機能はリリース当初から大きく性能低下しているという指摘があります。

具体的には、リリースされた2023年3月と数か月経過した6月におけるChat GPT(チャットGPT)Ver4.0の出力コンテンツの正確性が大きく低下しているという内容です。

より簡単に言うと、指示文(プロンプト)に対して誤った回答を出力するケースが多くなっています。

参考:How is ChatGPT’s behavior changing over time?

海外の研究者が調査結果においても、Chat GPT(チャットGPT)Ver4.0の回答性能は低下していると報告されています。原因については危険性・モラルに配慮した結果、RLHF(強化学習)の影響など様々な意見が挙げられています。

Chat GPT(チャットGPT)に限らずAIツールは日々、変化しています。その変化が必ずしも良いものであるとは限らないことは頭に入れておくべきでしょう。

Chat GPT(チャットGPT)Ver5.0の噂

Chat GPT(チャットGPT)を提供しているOpenAI社は、2023年7月18日(データベース登録は2023年8月1日)、GPT5.0の商標登録を出願していたことが判明しました。

このことから近い将来、Chat GPT(チャットGPT)Ver5.0が登場するのではないかと噂されています。

Ver5.0の機能に関しては、Ver4.0よりも全体的に高性能になることに加え、文章だけでなく写真・動画・音声にも対応したマルチモーダルAIになると予想されています。

Chat GPT(チャットGPT)の著作権・商用利用について

Can I use output from ChatGPT for commercial uses?

Subject to the Content Policy and Terms, you own the output you create with ChatGPT, including the right to reprint, sell, and merchandise – regardless of whether output was generated through a free or paid plan.

引用元:Commonly asked questions about ChatGPT
翻訳

ChatGPT の出力を商用利用できますか?

コンテンツ ポリシーと利用規約に従い、ChatGPT で作成したアウトプットは、転載、販売、商品化する権利を含め、アウトプットが無料または有料のどちらのプランで作成されたかに関係なく、所有します。

Chat GPT(チャットGPT)で生成した文章コンテンツは商用利用可能です。また、著作権に関しても利用者が保有できます。

そのため、Chat GPT(チャットGPT)で作った文章をビジネスなどに活用しても問題ありません。

ただし、AI業界は情報や事情の変動が激しいです。現時点では、Chat GPT(チャットGPT)の無料プランも著作権フリー・商用利用OKですが、将来的に変更される可能性はゼロではありません。

Chat GPT(チャットGPT)の公式アプリについて

Chat GPT(チャットGPT)は2023年7月28日に、Android版公式アプリを日本でもリリースしました、iPhone版アプリも提供されていることから今後、スマートフォンアプリでもChat GPT(チャットGPT)を実行できるようになります。

ただし、別企業・団体による非公式アプリは数多く出現している点には注意が必要。

中には本来、無料で無制限に利用できるChat GPT(チャットGPT)に対して「アプリ内有料プランに加入すると回答数無制限」などと表現し、課金させている悪質アプリも存在します。

Chat GPT(チャットGPT)は、誰でも無料で十分な性能を発揮させられるAIツールです。こうした非公式アプリは利用するメリットがゼロに等しいため、インストールする必要もありません。

まとめ

AIは非常に便利なツールである一方で、完全に人間の代替えとして扱うにはまだまだ課題も多いのが現実です。生成したコンテンツは、不自然・不正確な要素も多く含まれているため、必ず人間の目でチェックと修正を施す必要があります。

それは今回紹介したChat GPT(チャットGPT)も例外ではありません。

ただし、Chat GPT(チャットGPT)が心強いサポートツールであり、ビジネスなどを大きく飛躍させうる可能性を秘めている点も事実。今後、AIを上手に使いこなせるかが、あらゆる分野における転換点となることは明白です。

今回解説した内容を参考に、ご自身のお仕事・生活にChat GPT(チャットGPT)を取り入れてみてください。

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