「クレジット表記についてわからない…」
「クレジット表記をするのはどうすれば良いの?」
「実際のクレジット表記の作り方も教えて欲しい。」
上記のような悩みを持っていませんか?
世の中の創作物には必ず著作者や製作者がおり、勝手に第三者に使用されないように著作権というものが存在しています。
そこで今回は、クレジット表記(表示)とは何なのかを解説し、実際の表記のやり方と作り方についてもお伝えしていきます。
この記事を読むことで、あなたもクレジット表記を作れます。写真を例にして、実際の作り方も教えていきます。
それでは進めていきましょう!
クレジット表記とは
クレジット表記とは、各コンテンツの著作者、提供者を示すものです。
つまり各コンテンツの作った著作者、提供者を記入することで、転載や無断コピーなどの抑止力に繋がり、著作権侵害につながる行為を防ぐことが主な理由となります。
著作権とは
著作権は知的財産権の一つで、著作物を保護するための権利をいいます。
著作物とは、思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいいます。もちろん著作権に違反すると罰金や懲役の処罰を受けることもあります。
著作権は別名コピーライト(Copyright)とも呼ばれます。
上記の画像に記載がある「©」はCopyrightの略ですね。
著作物にクレジットを入れる3つのメリット
クレジット表記は本来であれば不要であり、何も表記が無くても著作権が存在しています。
ですが、クレジット表記する3つのメリットがあります。
①著作権の保持者を明確化できる
著作物の保持者を明確化できます。明確化することで、第三者が見ても、ひと目で分かるので安心です。
②無断転載を防止できる
先ほども簡単に解説しましたが、転載や無断コピーなどの抑止力に繋がり、著作権侵害につながる行為を防ぐことができるのは強いメリットになります。
③著作物発行年の明確化
著作権で保護されるのは、原則として著作者が著作物を発行して、著作者の死後50年までです。
発行年が分かることで、明確に第三者に伝えられます。
クレジット表記が必要な主な例
著作物とは思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものですが、イメージが付きづらいので参考例をあげていきます。
映画・テレビ番組・レコード・CD・ゲームソフト・ホームページ・ブログ・写真・イラスト・絵画・本・小説・漫画・音楽・動画・YouTube・ダンス・CM・広告など
これらのものが該当してきますよ!
【注意】フリー素材サイトの写真・イラストも、クレジット表記は必要なの?
クレジット表記についての本質的な部分を解説してきましたが、特に間違えやすい事例を紹介していきます。
世の中にはフリー素材サイトという、著作権フリーの写真・イラストを無料でダウンロードできるサイトがあります。ですが、利用規約にクレジット表記を必ず行うようにルール付けされているサイトもあります。
フリー素材サイトを普段から使用されている方は、必ず利用規約を確認するようにしましょうね。
正しいクレジット表記のやり方を解説
続いて正しいクレジット表記のやり方について解説していきます。
- 完成系から理解する【クレジット表記の例を紹介】
- 「Copyright」は略して良い
- 年数は発行年号と更新年号を入れる
- 著作者またはサイト名を入れる
- All Rights Reserved.は省いて良い
では1つずつ解説していきますね。
① 完成系から理解する【クレジット表記の例を紹介】
まずは当サイトのクレジット表記の丁寧な表現を紹介していきます。上記の写真のように右下もしくは左下に記入するのが一般的です。
Copyright 2023 Canaa All rights reserved.
表記方法については特に決まりや指定はないため、画像の背景に薄く表示させるパターンもあります。
この表記には大きく分けて4種の情報が表示されています。
- Copyright
- 発行年号(更新年号)
- 著作者(サイト)の名前
- 著作の所在
少し文章が長いと感じた方もいると思いますが、クレジット表記を丁寧に表現したものになります。この中で「省いてもいい部分」があります。そちらを1つずつ解説していきますね!
②「Copyright」は「©」に略して良い
Copyright とはコピーライト(著作権)のことを指します。
一般的に「Copyright」は「©」に略して良いとされています。
Copyright 2023 Canaa All rights reserved.
↓
© 2023 Canaa All rights reserved.
これだけでも、スッキリしましたね。
③年号は発行年号と更新年号を入れる
表記する年号には発行年号と更新年号の2種類あります。
- 発行年号 著作権が発生した年
- 更新年号 現在の年(更新した年)
発行年号した年というのは このサイトが開設された2022年になります。もし、このブログを2023年に更新したとなると、2022-2023となります。
ですが、更新年は表記の必要はないので「省いてもよい部分」になります。
その為、当ブログのクレジット表記はこの先もずっと「©2022」もしくは「©2023」 ということになりますね。
④著作者またはサイト名を入れる
著作者の表記は必須で、「会社名・著作者・サイト名」などを表記します。
当サイトはCanaaですので、このままの表記となります。
⑤All Rights Reserved.は省いて良い
著作の所在である「All Rights Reserved.」という表記は「省いてもいい部分」になります。現在の条約では全く意味の無い表記とされています。
Copyright 2023 Canaa All rights reserved.
↓
© 2023 Canaa
これで完成ですね!
【参考例】クレジット表記の作り方
それではクレジット表記の作り方を解説していきます。
当サイトではPCでもスマホでも簡単に作ることができるCanva(キャンバ)をおすすめしています。
オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。パソコンのブラウザがあればいつでも作成が可能です。スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末のアプリにも対応しています。
70,000点を超える豊富なテンプレート、30万点を超える無料で利用できる写真、目的にあったフォントやイラストの数々を利用し、オリジナルのデザインを作ることができます。
有料会員(1,500円/月)になると、透過背景可能となり、使える画像などが増加します。
それでは簡単に解説していきます。参考にして頂けたら幸いです。
①Canva(キャンバ)にログインする
まずはCanva(キャンバ)にログインしてみてください。
始めに「デザイン作成」を選択してください。
次に「カスタムサイズ」を入力し、「新しいデザインを作成」を選択します。
今回は1440×810で作成していきます。
Webサイトのブログで最もきれいに見えるサイズが、16:9の比率だからですね。
②クレジットを入れたい写真をアップロードする
「アップロード」→「メディアをアップロード」を選択します。
ここで、クレジットを入れたい写真をアップロードしましょう。
③クレジット表記を入力する
写真をアップしましたら、「テキスト」→「見出しを追加」の順に選択し、クレジットを画像の右下に配置します。
とても簡単にできました!ぜひ皆さんも試してみてください!
クレジット表記とは まとめ
いかがでしたか?
クレジット表記についてと実際のやり方と作り方について詳しく解説してきました。
- 本来はクレジット表記は不要である
- クレジット表記を行う場合は、©(Copyright)と発行年号、サイト名もしくは著作者の3つを記載する。「© 2023 Canaa」というような表示を行う
- クレジット表記を作るにはCanva(キャンバ)がおすすめ
このようになりました。
特にフリー素材サイトを使用されている方に関しては、クレジット表記が必要かどうかを確認するようにしましょうね。